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Posts Tagged ‘闘病’

韮崎に帰郷すると、いつも必ず本が読みたくなる。義理母の本棚から読めそうなものを見つけたり、お使いのついでに近所の本屋で買ったりするけど、今回は乗り換えの三鷹駅で文庫本を買った。

知人が癌に侵されたというのもあるけど、実は僕も昨年胃のポリープをとっていたりする。毎年行っている練馬区の健康診断で胃のレントゲンを撮っていて、念のため胃カメラを飲むようにといわれた。

再検査、それも胃カメラははじめての経験で、ここ数年ロードバイクを乗り始めてからは健康診断には自信があったので、少しショックだった。

目白の聖母病院で胃カメラの予約をし、一週間後カメラを飲んだ。待合室で麻酔薬を喉の奥にため、うがいをするような姿勢で呼ばれるのを待つ。診察室に入ると、馬の尻尾のような、虹色の光を出すカメラを持つ医師が、僕をベッドに寝かせた。横向きになって馬の尻尾が、僕の口から、喉、奥へ奥へとずるずる入り込む。初めて経験する不快感に嘔吐感が、波のように訪れる。

医師が急に声をあげた。

「鈴木君!鈴木君いる?」
(…何だよ鈴木君って?何の専門家なんだよ?)
「杉江さん、ちいさいポリープがあるので、取ってしまいますね」
(…ポリープって?何それ?まさか、鈴木君て癌の専門医なわけ?)

医師はポリープと十二指腸のつながるところの組織がただれているのでそこも切除したとのこと。
念のため組織を精密検査する、結果は2週間後と言われた。

大げさとは思うけど、この2週間は針のむしろだった。といのも癌の可能性は低いが0ではない。ひょっとしたら僕が胃がんだと診断されることもありうる。

たったこれだけでも、深く死について考えた。もちろん癌患者ほど深刻にではないけど。

結果としては良性のポリープだったので、問題なかったが今後とも、いつそうなるかはわからない。癌は健康、不健康、善人、悪人関係なく、ある確率で必ず発生するわけだから。

ランス・アームストロングさんが経験した癌との闘病はすさまじいものだ。まだ読み終わってないが、しっかりとページをめくりたいと思う。

そして、この人もいま癌と闘っている。一音楽ファンとして、ぜひ癌をやっつけて、またステージで暴れてほしい。
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