Feeds:
投稿
コメント

Posts Tagged ‘ロングライド’

スライドショーには JavaScript が必要です。

リタイヤの傷心気分で暗いことばかり書いてしまった佐渡ロングライド日記ですが、仲間二人とのツアーは楽しく、素晴らしい時間を過ごせました。参加してくれたヒゴっち、テツさん、ありがとう!

昨年はJTBの夜行列車弾丸ツアーで参加しましたが、車中前泊、当日帰り、車中後泊、そして直接出勤と、体力的にもつらかった。今年はその反省も生かし、より楽しいツアーにしようと早めに準備をしました。

車の移動は快適で新潟へは予定より2時間も早く着いてしまった。フェリーの申込を完了してから、新潟市内をレンタサイクルでプチポタ。喫茶店でのモーニングがまったりとしてよかったです。

フェリー乗船もはじめての経験で興味津々。こどもの絵本で読んだことがありましたが、自分たちの車が船に積み込まれていくのは圧巻です。鯨に飲み込まれたピノキオを思い出したのは私だけ?

船中では座敷が取れなかったのでお弁当を買って適当な場所で時間をつぶしました。昨年も海鮮弁当を食べましたが、今年も新鮮で美味でした。

大会会場に到着し、雨の中自転車を組み上げ、体育館に預ける。そして民宿へ。

いそいそと食事をとり、みんな無言で明日のお支度。

ジャージにゼッケン番号をピン止めしながら、たまたまテレビを付けたら天気予報をやっていた。佐渡がダーツの標的のど真ん中になったような天気図。低気圧のマークが佐渡の真上に…。信じられない。もう絶望的な悪天候確定です。3人ともさらに無言になり、機嫌が悪くなる前に温泉に避難することにする。とりあえず上機嫌になる。

早朝、2時半に目覚ましもならないうちに起床。3時に朝食。民宿のみなさまに感謝。シャトルバスに乗ろうと外に出るがすでに雨。気持ちはブルー。ああ、寒いよ、ママン。

仲間の二人は無事完走。テツさんは完走すると思ってたが、ヒゴっちは当落線上。実は、私このとき自分の中で天使と悪魔が葛藤していました。白いJUNは「ここまでがんばったヒゴっち、ぜひ完走してほしい」と目をウルウルしながらお祈りをしている。もう一人の黒いJUNは「充分がんばったよヒゴっち、来年俺と一緒にまたチャレンジしようぜ」と。

ゴール近辺で待っていると、(そうです、そうですよ、私はリタイアしたので先にバスでゴール地点に帰っているんですよ、悪かったね!)、ヒゴっちから携帯にコール。「JUNさん、やっぱりダメでした」という言葉を期待したら「今ゴールしました!」とのこと。嬉しいやら、悔しいやら、情けないやら、安心するやら、いろんな気持ちの塊が、頭の中をバウンドしてました。

その日の宿からみた夕暮れの風景は格別でした。完走した二人には神様からの祝福、リタイアした私にはただの曇り空。水平線に沈もうとする、小さな太陽のかけらが何かを物語っているようでした。

リタイヤ組(…といっても私一人ですけど)は全員の自転車をばらして自動車に積み込み。今晩も天気が悪そうなので、これ以上雨にさらしたくないので。汗を流した後は、大皿に盛られたお刺身を食べました。部屋に戻ると8:30。歯を磨いて部屋に戻ると二人はすでに眠っていましたとさ。

翌日は暴風警報発令中の佐渡。天気は素晴らしくよかったので軽く観光をして、帰りました。

広告

Read Full Post »

以前の自分なら、例えば東京マラソンに出場したい人を見ると宇宙人のように思えた。なんで、あんなつらいことを進んでやるのかと。持久系スポーツの愛好家って、みんな少し変じゃないですか。きまじめにトレーニングして体調に気を配り、腕にはめたストップウォッチをちらちらみながら、はあはあ苦しい顔して。

そんな私が、5月18日午前4時、まだ空が明るくなる前、佐渡の佐和田海岸付近で130kmを走るロングライドのスタートを待っている。人生とはなんと矛盾と不条理に満ちたものであろうか…

取引先の自転車好きな方とつい勢いで申し込んでしまった佐渡ロングライド。上級者は佐渡一周210km、中級者は佐渡半周130kmとあった。ロングライドとは順位やタイムは争わず、長い距離を完走するという市民レースのことだ。

初参加なので130kmを選んだが、それでも海岸線を登ったり下ったり、軽量ロードバイクであっても、基礎体力がないと本当につらいことになる。毎日、自転車で通勤してはいるけど、片道17kmがなんのトレーニングになるのだろう。

スタート後30kmは天気もよく、海岸線を走りながら見る日本海の美しさに見とれたりもしたが、名物Z坂にはじまり、大野亀坂を走るあたりで相方はどんどん先に行ってしまい、ひとりさびしく走り続けることになった。おまけに無理がたたり、太ももとふくらはぎの痙攣がはじまり、ペダルをまわせなくなってしまった。

痙攣(…簡単に言うと脚がつったわけだが)の波が引くまで自転車を降り、ゆっくり押しながら、脚の復活を待つ。少しすると脚が楽になるのでまた自転車をまたぐ。すると思い出したようにまた痙攣がはじま…ろうとする。力を抜き、脚の顔色を伺いながら、眠った子を起さないように、しずかに脚に力を加えていく。

坂の途中、報道がカメラをもっていたので、撮られたらヤダナと思ってたら、やっぱり撮られてしまった。(画面中央、ガードレール沿いにうなだれているグレーのジャージが私です…)

以降、この痙攣の波をだましだまし、力を加減しながら残りの100kmを走りきる。上ったり、下ったり、曲がったり、加速したり、ブレーキをかけたりと自転車の操作はするものの、意識がどんどん形を変え、自分が自転車の一部になったような錯覚を感じたりもした。

途中のエイドステーションで食料と水を補給し、また走り始める。ペダルを一定のリズムで回す、その反復がテクノミュージックのようで、疲労に反比例して気持ちいい。ランニングハイのようなものか…?

最後の坂道を登り、長いだらだらとした下り坂を滑り降りて、自動車の走る一般道にでる。見慣れた雰囲気の住宅地を通り過ぎ、大きく右に曲がると、海岸線と砂浜が目の前に広がった。スタートした佐和田海岸だ。ゴールだ!

マイクパフォーマンスをしているDJが、私の名前を大きく叫ぶ。
「杉江さん、おかえりー。130km完走おめでとう!!」

沿道でもたくさんの佐渡の方に応援され、ゴールでは名前を連呼された。
自分の人生でここまで人に応援されたのは、はじめてではないか(苦笑)

さらに驚いたことがある。
走りきった自分のなかに、来年は210kmを走ろうという闘志がメラメラ燃えているのだ。

Read Full Post »