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Archive for 2013年9月

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football-bar寒靴のおやじさんが言ってました。

「ねえ、君たち知ってる?サッカーってルールのある喧嘩だよ。きみたちのチームは戦える集団になってるの?コーチの言うこと聞いてるだけで戦えるの?一年前の涙は嘘だったの?」

「おれが要求してるのは勝利じゃないのよ。勝つためにどれだけ真剣に準備をしてきたか?試合になったらなりふり構わない気迫で相手を圧倒するプレイができるか?それだけよ。戦う気持ちがないなら技術なんて屑だからね。できないなら下級生にポジション譲りなよ。やりたい奴はいくらでもいるんだよ」

「おれは試合の結果にはこだわらないよ。でも戦う気持ちには徹底的にこだわるよ。気持ちの強さだけはプロと同じものを君たちに求めるよ。小学生なんてそれがすべてだよ。大人が下駄を履かせて手に入れた勝利なんて何の価値もない。手にいれてみろよ!自分のちからでさ。できないならサッカーやめろよ」

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「どうやって飼うのよ?かわいそうだから逃がしてあげなさい。生命を粗末にしてはいけません」

小さい子が虫を捕まえてきたとき、まず親が言うこと。

これは虫のことを心配しているようで、実は自分が嫌いなのを隠して、虫を遠ざけているのだ。

虫が嫌いな人は多い。
すごく多い。

でも少し前の、数十年前の文学作品や詩には、虫や鳴き声の描写が数多くある。人々の生活や季節の移り変わりを彩る大事な役割をしている。

いつから人々は虫を憎むようになってしまったのだろうか。

養老孟司さんをはじめ、虫好きの賢人はいたるところにいる。自然科学の分野で大きな仕事をされた著名人は、隠れ虫マニアであることが多い。

そんな各界に散らばる、虫好きの大人たちが協力して作った団体が文京区にある。

日本アンリ•ファーブル会

虫の専門家が集まり、虫の捕り方から、飼育方法、生態の理解、標本の作り方など、虫に対するあらゆる知識と実践を子供たちに教えてくれるのだ。

我が家のいきもの係りを自認する息子くんに話すと、強い興味を示した。試しに標本作りに参加してみた。

文京区の住宅地にひっそりと建つ黄色い壁の建物が、虫好きたちの秘密基地だ。

入り口を入ると昆虫標本が所狭しと置かれている。白髪のおじさまたちがこどもたちを歓迎してくれる。体験会の子供たちは三階の研究室に通される。

ここに集まる子供たちは、無類の虫好きだ。虫ボーイ&虫ガールは作りかけの標本や乾燥中の死骸を見つけると、激しく虫トークセッションをはじめる。

標本作りが始まった。

サミットで売ってる子供騙しの昆虫セットではない、展翅板や虫ピンなど本格的な大人びた道具も使わせてもらえる。

やり慣れない細かい作業に悪戦苦闘するこどもたち。はらはらしながら見守る虫おじさまたち。

標本を作る合間におじさまがこどもたちに問いかける。

虫とはなんぞや?
何が虫で、何が虫でないのか?
虫が人間の大きさだったらどんな能力を持つのか?
虫と馬の形の違いは?

クイズというより、哲学的な問いかけにも聞こえるが、子供たちはまじめに答えを考える。トンデモなアンサーもいちいちホワイトボードに書き、具体的に検証していく。真剣な空気。

標本作りは指先で虫の構造を学び味わうことだ。可動範囲を超えて関節を動かせば足はぽきりと折れてしまう。羽を広げて枚数を数えどこからはえているか確かめる。爪はどうなっているか?目は?口は?

実物をいじると疑問は尽きない。ひとつの疑問を解決すると、それは次の疑問の入り口だ。疑問は連鎖してとどまることがない。

こうして、わずか数時間の標本作りで、子供たちはすっかり虫に魅了されてしまうのだ。

標本作りを覚えた子供たちに、今度は捕り方を教えてくれる。

都内の公園だってよく見ればたくさんの虫がいる。目が慣れて探すコツがわかれば、十分昆虫採集を楽しめる。

蝶、バッタ、カマキリ、甲虫、コオロギ、蝉。

思う存分虫を捕り、公園の管理事務所に戻って、虫おじさまから話を聞く。

「まず一番大事なことを話します。みんな虫好き?小さい子はね、どんどん捕まえて触って、観察しよう。殺すのがかわいそうだからとか考えないでいい。昆虫を殺すことは命を粗末にするのとは違うから安心して。まずはいじくり倒そう。生き物を触り尽くそう。それでね、もし死んでもその死骸は埋めずに、他の生き物が食べられるように地面において置けばいい。それが昆虫との付き合い方です。昆虫の命がきみたちの心を大きく育ててくれます」

衝撃的だった。
殺してもいいと。

こんなに虫が好きな人たちが、虫を殺してもいいと。

いのちについて、おれはどう考えたらいいのかわからなくなってきた。

そのときあるマンガの登場人物の顔が思い浮かんだ。手塚治虫の『ブッダ』に出てくるアッサジだ。飢えた子狼に自分を食わせた聖なる子供。

虫おじさまがプリントを配る。

「保護者のみなさんには、こどもと虫の付き合い方をまとめた紙をお配りします」

それがこの紙。
130908_子どもたちの虫捕りついて

読んでなるほどと思ったよ。生命の仕組みって絶妙なんだな。息子くんのおかげで大変な発見をさせてもらった。

解散して、虫おじさんの一人に話しかける。

「虫って奥が深いんですね」
「そうですね。でもあまり難しく考えないでいいんですよ。不思議だな、楽しいなでいいんです。いずれ大きくなってから勉強してくれればいいんです」
「殺してもいいっていうのは驚きました」
「子供の頃に命を粗末にした経験がない子は、大人になってから人を殺すんですよ」

命の大事さを知るには、自分の残虐性を知らねばいけない。それを業と言うのだろうか?

「虫よりも子供でしょ、心配なのは。今や最大の絶滅危惧種は“虫”ではなく、“虫好きの子供”ですから」

虫から学ぶことは多い。

捕虫道具を抱えたおじさまに礼を言って公園を後にした。

家に帰ってから蝶の餌付けに成功する息子くん。
ご満悦だ。

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こんなことってあるんだな。

スタートの直前、なんとなく釈然としないヒルクライマーたちに、乗鞍岳の神様がちいさなプレゼントをくれた。

七色のアーチ。

昨夜の屋根を叩く豪雨も、山に鳴り響く雷鳴も、直前の天候判断によるコース変更も、スタート待ちの激しい通り雨も、みんな忘れた。

虹のスタートゲート。

みんなざわついていた。

神様。

タイミングとあらわれた場所が完璧過ぎるよ。

数分で虹は消えた。

ほんとこんなことってあるんだな。

さ、行くか。

15kmの短縮コースとはいえ、乗鞍はきついし。

そうそう。

前日のイベントにも、もうひとつ虹があらわれた。

高橋あず美

乗鞍出身のシンガー&ソングライター。天候に振り回されたサイクリストたちを、7色のファルセットで慰め励ましてくれた。素晴らしいシンガーです。乗鞍が生んだダイヤの原石です。

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