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Archive for 2013年5月

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帰路のフェリーは小木港からなので、ライド後の泊は小木近くの宿を予約した。

宿に行く前に温泉に立ち寄る。疲れた身体にお湯の暖かさが沁みわたる。

地元のおじさんと話しをする。よく来てくれたとの歓迎の声をかけてもらう。

ゴールの興奮も、疲労感のなかに沈んだ。もう何もしたくない。

風呂を出て、宿に向かう。

街灯もない、夜の田んぼの真ん中に、ぽつんとある民宿。

かえるのケロケロ鳴く声と満天の星空。やまPが星座の探し方を話している。

部屋に入るより先に食事。

女性客の多いこの宿は、量より質。佐渡の食材を丁寧に味付けし、素材の風味と味を引き出している。運動後の空腹もあるが、やはり美味しい。

部屋に入ると、真っ白な布団が敷いてある。誰ともなく荷物を置き、ばたりと布団に倒れこむ。

そのまま寝息を立てる人もいる。やり切ったおやじたち。

静かな佐渡の夜。

○ ○ ○

早く目が覚めた。

疲労もすっきり抜けて、新しい一日がはじまる。

窓を開けると、田園風景が広がる。のびやかな、なんの制約もない自由な感じを味わう。

とてもこの雰囲気を記録できるとは思えないけど、動画を撮ってみる。

朝食をいただく。朝飯も美味しい。

帰りのしたくをしながら、やまPをからかう。完走賞を持たせて記念写真。奥さんには走り切ったことにしてあげる。

宿を出て、少しだけ時間があるので宿根木へ。

古い町並みを楽しみ、港へ向かう。

今年の佐渡ロングライドも終わりました。島民の皆さん、ありがとうございました!

来年もよろしく!

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自転車のホイールを外しながら、軽くフレームを乾拭きした。ビンディングシューズを脱いだので、足元も軽やかだ。

車をとめた広場は草が薄く生い茂り芝生のような心地よさだ。

おかPは車の荷台を開けて脚を伸ばして座っている。言葉少なめなのは疲れよりも満足感だろう。

210kmの仲間たちが帰るまでには、2〜3時間かかるだろうな。ぼんやりと疲労感を楽しむ。

このゆるい感じが好きだ。

遠くを見ていたおかPが荷物の整理をはじめた。

ふたりの自転車を車に載せ、キャリアに固定する。おかPの手作りキャリアだ。今年はこれのおかげで楽をさせてもらった。

やることもなくなって、自販機で冷たいコーラを買って、草っ原に寝転がる。

おれらはいつまで佐渡に来つづけるのだろう?

○ ○ ○

気づいたら寝てた。

iPhoneにメールが届いていた。ひごっちからだ。

「Aチーム小木なう」午後2:21

順調だ。

またうとうとする。

今度はやまPからメールだ。

(件名なし)
「もう、だめ! 辛いっ。」午後3:25

タイトル打つ余裕もなかったのか…でも句読点は打ててる。まだ大丈夫かな。

行けるかな?
いまどこを走ってるのかな?場所がわからないな。
ぎりぎりかなー?

小腹が減ったので屋台を冷やかしに行く。

そうこうしてるうちに、ひごっちから電話が入った。ゴールしたようだ。

話を聞くと、順調と思ってたAチームにも大きなアクシデントがあった。

お笑いコンビ、自転車漫才〈クランクくんとペダルくん〉の片割れ、ペダルことひさまっちが、大野亀の後の下りでスピードを落としきれず、コースアウト。落車して草っ原に2回転ダイブしたらしい。

本人は“ラインは読めていたが、チャリを倒したところ、路面が濡れてて滑った”と主張する。

すぐ後ろを走っていた相方のクランクもりっちは“あのスピードで突っ込むのは無謀だ”と話し、両者の主張は真っ向から対立した。

どちらにせよ、草っぱらでなく海岸線のガードレールだったら日本海の藻屑と消えたところだ。命と引き換えに佐渡ロングライドの永遠の記録になってしまうところだった。

運がよかったね。

ひさまっちの来年かぶるヘルメットは現場で使う黄色いやつ、安全第一だ。来年参加したいなら準備しておくように!

ひごっち、ゆーすけ、クラ&ペダが帰還する。

さて、孤独な戦いを続けるやまPだ。

ひごっちが言う。

「あの、素浜手前の坂、あれはないよ。あんな長いのはやばいっしょ!それに向かい風ひでーしっ!」

昨年より難易度が上がってるようだ。

海岸に夕暮れの雰囲気が漂いはじめた。続々とゴールしてくる選手たち。

やまPの姿は見つからない。

メールが届いた。

(件名なし)
「素浜から護送されて戻ります。」午後4:55

ああっ!
制限時間に間に合わなかったか。
素浜でリタイアだ。

180kmも走ったのに、あと30kmなのに…。何年か前、おれもリタイアしてるので、無念さはよくわかる。

今頃、うな垂れてバスに乗って、ここへ向かってる最中だ。

残念だなー。
待ってるおれらも、みんな同じ思いだ。

しばらくしてやまPか帰ってきた。

おれらと目があったら子どもみたいに大声で吠えた。

「くやしーーーーー!」

何か話しかけようとすると、何も言うな!オーラを出して、自転車を片付けはじめた。

いつも穏やかなやまPが、ここまで感情を露わにして悔しがるのははじめてだ。

とりあえず。

いろんな感情がとっちらかったまま、おれらの佐渡ロングライドは終わった。

自転車を積み込んで、車のエンジンをかけた。

もうヘッドライトをつけないと前が見えない。今日はお日様が上がる前から、沈むまで自転車の一日だった。

さあ、宿へ行こう!

風呂で汗を流し、ゆっくり飯を食いながら、今日一日の話をゆっくりしよう。

まだ時間はたっぷりあるさ。

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「結局、一度も走れませんでしたねー。最後まで走れるかなー?」

佐渡に来る前に一度は100キロを走ろうと約束してた。でも子どもたちのサッカーや週末の雨で走れなかった。

チェーンの回るシャーという音と共に、後ろからおかPは話しかけてきた。

「ペース速いなー」

はじめて経験する100km超えのロングライド。不安がないはずがない。それでも、奔流のように視野に流れ込んで来る佐渡のダイナミックな風景が、ネガティブな気持ちを押し流していく。

頭が軽くオーバードライブする。

しかし。

初めて走るロングライドが天気のいい佐渡という人は、以後どこを走ると満足できるのだろうか?

車の心配もせず、補給の不安もなく、ただ走るだけ。

どこまでも続く滑らかなアスファルト。身体全体で味わう海岸線の光景。岩石と海と田園のスペクタクル。これほどのスケールを満喫できるのは、佐渡をおいて他にないのではないか。

風が気持ちいい。

時速25kmぐらいで通り過ぎる風景は、人間にとって最も気持ちいい速度感だと思う。

「ああ、エイドステーション楽しみだなー」

後ろから独り言が聞こえる。

一つ目のエイドステーションで、おかPの目が輝き出した。自転車を横倒しにして、トイレよりも先に補給へ走る。

小さめの塩おにぎり
バナナ
オレンジ
蕎麦
おばちゃんがリゾットと言い張るお粥
スポーツドリンク
コッペパン

初めてバイキングに来た小学生のように、ニンマリ顏で列に並んでいる。

「いいですねー。自転車って。運動してるから罪悪感なく食べられます」

ダイエット中の女子高生のようなことを言うおかP。

「あっ、おまんじゅう見つけましたよ。これも美味しいなあー」

水戸黄門のうっかり八兵衛と姿がだぶる。おれはご隠居さんか?

一休みしたら出発だ。たくさんのサイクリストが列をなして走るコースに合流する。

海岸線を登ったり、下ったり。九十九折のコースを滑らかに曲がる気持ちよさ。

今年は山にかかる霧が幻想的だ。遠近感が強調されて、奥行きが美しい。ここには間違いなく神様が住んでいる。

いよいよ最初の難関、Z坂だ。

「あれ登るんですかー?やだなー、辛そうだなあ」
「自転車で坂登ったことあります?」
「ありますよー。奥多摩のダムまで」
「じゃ、だいじょぶだー」
「でも、結構前だからなー」
「いつですか?今年?去年?」
「いえいえ。中三の時でーす!」

時空を瞬時に超越する異次元のおやじギャグに軽い殺意を覚えつつ、Z坂にアタックし始める。

ここで気づいた。
あれっ?おれ、脚攣ってない?

毎年どんなにペースをコントロールしても、必ずここで微痙攣を始めるおれの脚が、今年は何の違和感もない。

ゆーすけがくれたタブレットが効いてるのか?

今年は気持ちよく走れそうだ。

軽いギアで坂を登る。

ゆっくりと高度が上がり、視野が広がって行く。眼下を見下ろすと真野湾からつながる日本海がきらきら輝いている。

おかPがおれを抜いて行った。するする坂を登っている。

おれはカメラアプリを立ち上げて横につく。

笑ってるおかP。
き、きもい。

Z坂を登りながら笑ってる。
なっ、なんなんだ?この人?

はあはあ言いながらも、にらにら坂を登ってる。

途中のエイドステーションをすべて止まり、バイキングのメニューを制覇してから、昼に100km地点の両津へ着いた。

両津手前ではペダリングのコツをつかんだのか、30km巡行で走るおかP。もったいないので後ろにつくと、つぎつぎと他の自転車も後ろにつく。おかPが6人の車列の先頭で風を切る!

「 疲れたなー。さあ、お弁当ですねー」

嬉しそうに弁当とお汁を受け取る。あっという間に食べ、二つ目を手に取る。

「ここからゴールまでどのくらいあるかなー?」
「30kmかな」
「もう少しですねー」

安堵するおかP。

実はこれが罠だった。
佐渡が仕掛けた周到な罠。

満腹で満ち足りた胃と長めに休ませた脚。疲労がおかPの身体に染み込み力を奪う。

両津を出発してすぐ異変に気づいたようだ。懸命にペダルを回してもスピードがのらない。強い向かい風も辛さに拍車をかけた。

二つ丘を登ったらおかPは消えた。

一瞬、待とうかとも思った。

けど、最後の辛いところこそ、一人で自問自答しながら走るのが自転車の楽しみだ。おれは自分のペースで走ることにした。

最後の丘を超えると真野湾を一望できる絶景の橋がある。

これが見たくてここまで来た。

130kmコースの最高絶景スポット。動画に撮っておく。

あとは下り。車より早く坂を走り降り、街中を数キロ走るとゴール!

完走賞を貰い、つみれ汁をいただく。疲れた体に沁み渡る。

おばちゃんが大声でおやきを配っていた。美味しそうだったので貰おうと並んだら、おれの二人前で終わってしまった。残念。

芝生の上に自転車を寝かせ、裸足になって横になる。ほてった身体に風が涼しい。

今年も佐渡が終わった。

ぼんやり空を眺めてたらおかPが帰ってきた。

「すぎさーん、僕もう、やめようかと思いましたよ。最後の30kmはつらかったー。脚全然動かなくなりましたよ」
「完走ですね!おめでとう!」
「いやー、つらかったー。もういいです。来年はないなあ」

軽く興奮しつつも、ライド後の食料を確保に並びに行くおかP。

しばらくして戻ってきた。

「つみれのお汁も美味しいけど、おやき食べました?あれ、すごく美味しかったですよー。佐渡ってなんでも美味しいですね!」

終わったはずのおやきを探し出したらしい。おかPの消費カロリーと摂取カロリーのバランスを見てみたいな。

さあ、210kmを走る仲間たちを待とう。みんな完走できるかな?

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ジュニア(小学生)年代のサッカーを見ていて、何がおもしろいかと言うと、彼らが思い通りにプレイできないところだ。ボールを扱う技術が未熟な場合もあるし、持って生まれた気質もあるし、自他の心との葛藤もある。

その壁を打ち破ろうと頑張る子もいるし、何かを静かに待っている子もいる。

おもしろいのは、その“上手くいかなさ”が、ひとりひとり個性的で千差万別なことだ。ひとりとして同じ“上手くいかなさ”を持っている子どもはいない。

実は、この“上手くいかなさ”こそ、個性の根源なのではないかと、最近よく思う。

こどもたちは“上手くいかなさ”を抱えたままゲームに臨む。彼らはいつも悩みながらプレイをしている。

正解のないサッカーのなかで、自分なりの正解を探そうと、試行錯誤をしている。

こどもたちは必ずしも大人が想定する正解を出さないかもしれない。でもひょっとしたら、彼らが導き出した正解は大人が気づきもしなかった、サッカーの可能性かもしれない。

ピッチの中ではこどもたちに100%の自由と責任を与えたい。

“上手くいかなさ”を深く考える、賢いプレイヤーになってほしいからだ。

大人は慎みを持って子供たちの不安定なプレイを、若々しいアンバランス感を楽しめばいい。

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今年で6回目だ。

朝3時から食う朝食にも慣れた。

食欲もなく、つらいけど食っておかないとあとが大変だ。炭水化物を多めに。

今回の後泊は、別のところなのでチェックアウトも済ませてある。荷物をまとめて、スタート地点に車で移動する。

まだ暗い夜の海岸線を走る。

スタート地点の隣の空き地に車を止める。

ドアを開けて外に出ると、空気はひんやりとしていて、足元の草は夜露に濡れている。

自転車を下ろし、ホイールをはめる。タイヤの空気を確かめ、ポンプで空気を入れる。圧は高め。なんとなく。

佐渡ロングライドはエイドステーション(AS)が充実しているので130km程度なら手ぶらでもスタートできる。ボトルに水を入れて準備完了だ。

210km組は、ひごっちを先頭に、ゆーすけ、やまP、クランクもりっち、ペダルひさまっちが、スタート地点に移動した。彼らは夜が明ける前から夕方まで、今日一日をサドルの上で過ごす。よい旅を!

130km組のおれとおかPは、210km組のスタートを待ってから、のんびりと出発をする。

こちらは佐渡を満喫するリラックスライドだ。

岡Pも緊張することなく、楽しそうな表情で、時間を待っている。

そうそう。

スタート地点に移動するゆーすけから、渡されたものがあった。

「騙されたと思って、飲んでみてくださいよー。評判いいっすよ」

痙攣防止のミネラルタブレットだ。

この5年間、必ず40kmあたりで足の痙攣が起こる。これがなかったらどんなに楽しいか…ゆーすけはおれの愚痴を覚えていてくれ、さしいれてくれた。

「そろそろ行きますか?」おかPが言った。

「うぃす。行きましょうか!」

自転車を転がしながら、タブレットを口に含んだ。

塩辛い!

岩塩を口にいれたようだ。子供の頃食わされたカルシウムの味もする。

なんだこれ?
こんなの効くのか?

タブレットを噛み砕くより前に、おれらは列にならばされ、DJのアナウンスに煽られ、あっという間にスタートラインを押し出された。

佐渡ロングライドの始まりだ。

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佐渡に上陸して、スタート地点の佐和田へと向かう。

受付でエントリーを済ませ、毎年小さくなっていく佐渡のお米をおみやげにもらい、記念Tシャツをゲットすると、もうやることはない。前夜祭はあるけど、雨の中見るほどのものではないし。

早めに宿へ移動する。

前泊は、いつもお世話になっている常宿。もう5年ここに泊まっている。

はじめて泊まった2009年のロングライドのとき、ゴールして2名が疲労で動けなくなった。ゴール後自走で宿に行く計画だったが、自転車を漕げる余力もなかった。

どうしようもなくなり宿に相談したところ、軽トラックと乗用車の2台で迎えに来てくれたのだ。

そのとき軽トラに乗ってきたのが、当時79歳のおじいちゃん。しわしわの笑顔で、気にすんなーと助けてくれたのだ。

車のなかで、いろんなおしゃべりを聞いた。佐渡に生まれ、若い頃佐渡がイヤで飛び出し、神戸で船乗りになって、世界中を回ったこと。年を取ってまた佐渡に戻り、民宿をやってることなど。

佐渡に来て、一番最初にじっくり話をした人が、このじいちゃんだった。

以来、この宿に来ると、まずはこのじいちゃんに挨拶をする。

駐車場をうろうろ歩いていたり、片づけをしてたり。去年は受付のロビーにどっかりと座っていたのを見つけて挨拶をした。

毎年助けてくれた話をして挨拶をするが、覚えてるときもあるし、ないときもあった。

そして、今年も宿に着いてじいちゃんを探すが、どこにもいない。

受付で聞いてみると、若い方が悲しそうな顔をして、手と顔を振りながら、2ヶ月前にお亡くなりなったとのこと。享年84歳の大往生であったそうな。

まあ、無理もない年齢ではあるけれど、それでも一抹のさびしさはある。

小さな小さな縁ではあるけど、おれらにとって大事なつながりでした。

ある意味、佐渡のやさしさの象徴みたいなじいさん。

あのときは本当にありがとうございました。

合掌。

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大人と言っても、男が集まって旅をすると、ありえないくらいお馬鹿になる。旅行の準備とか、段取りはそれなりにしっかりするけれど、車に乗って走り始めたら、あとは運動部の部室だ。延々とくだらない話をして、げらげら笑っては時間が過ぎていく。

仕事も忘れた。
家庭も忘れた。
みーんな忘れて、ただ走ることだけを考える。

この自由さが、自転車旅行の楽しみだ。

今年も佐渡ロングライドへ行ってきた。参加者は現地合流を含めて7名。

ひごっち(210km)
ゆーすけ(210km)
やまP(210km初挑戦)
クランクもりっち(210km初挑戦)
ペダルひさまっち(210km初挑戦)
おかP(佐渡初参加&130km初挑戦)
おれ(130km)

シャルマンの前に集合し、荷物を載せ、誰一人見送りもないなか、新潟港へ出発した。

高速は空いていて、スムーズに走る。途中フロントガラスに雨粒が落ちてきたが、今日の雨は想定内。天気予報では午後から本降りとのこと。問題は明日まで、この雨が残るかどうかだ。

途中何度か休憩し、予定時間より早く新潟港に到着。待機場所に誘導されたおれらの車は、なんと先頭だった。フェリーに乗り込むのも一番乗り。降りるのも一番。

2時間半の船旅は寝て終わる。窓の外は真っ白な雲と冷たい雨。デッキに出ることもなく、波に揺られながらただ眠る。

気づくと船内放送で上陸のアナウンスだ。ぼんやりしたまま荷物をまとめて車に戻る。

おれらの車は先頭だ。目の前にはフェリーの乗船用の扉というか、蓋というかが、閉まったままだ。これがあと数分で開くわけだ。

子どもの頃、熱中して見たサンダーバードの場面のようだ。男たちは馬鹿だから、いちいちこういうのに興奮してしまう。

いったいどんな光景を目の当たりにするのだろうか?

倉庫の中で金属の重い扉を動かすような、鈍い重い音が船内に響く。油だらけの油圧シリンダーが黒く光る。これが動き始めると、この扉が開くのだ。

車の中が饒舌な未来予想図で埋まる。

「いよいよ、ですねー」とおかP。
「早く開けっつーの」とひごっち。

ゴワンゴワンという不気味な音と振動。

「映画みたい。2001年の最初の場面の音楽があれば盛り上がるなー」とおれ。

ゆーすけが不敵な笑いを浮かべた。

「開いたらさー、開いたら…やばかったりして」

一同、???とゆーすけを見る。

「開いたら、その向こう側にさ、奥さんがいたりして。たとえばN子さんとか」

車の中でさんざん奥さんネタで盛り上がっていた旦那衆は、一瞬、冷気を肌で感じた。

一同の期待のなか扉が開く。

佐渡上陸。

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