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Archive for 2012年11月

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家に帰ると息子くんが廊下を走って迎えてくれた。

「今日はてっぺんまで登れた!スカイツリーが見えた!」

誇らしげに成果を報告するとまた部屋に戻って、ママに木登りを興奮して語っている。

ここ数日、ずっとこうだ。

息子くんは近所のパンダ公園の木に登るのに夢中だ。友達と競いあって、枝をよじ登っているらしい。

はじめは頭の高さぐらいの枝に登るだけだったが、だんだんエスカレートして、いまでは隣の用具小屋より遙かに高いところまで登っている。

枝から枝へ飛び移るのも、友達から尊敬される技のようだ。

登るのもいろんな工夫が必要なようで、どの枝をどんな順で登るかを熱く語ってくれる。ルートの選定が大事とのこと。

もちろん落ちれば怪我をする。痛いのはやだから、工夫して危険を回避する。勇気を試されるのも男の子心をくすぐるようだ。大人になるための通過儀礼なのか。

今日は富士山と入間の山とスカイツリーが見えたらしい。

公園の枯れ木ひとつでも、想像力さえあれば、こどもにとっては冒険の舞台になる。

photo by Sonehara-san

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土曜日のお掃除が終わった。

ママは外出すると言って出かけた。たぶんジョギングか、ヨガか、買い物だろう。

トレーロスのトレーニングは午後だ。息子くんはのんびり過ごしている。

○ ○ ○

ドイツ遠征から帰ってきて2ヶ月がたった。

8月の終わりに1週間。息子くんは僕らの手を離れて、遠い異国に行ってしまった。

10年ぶりのこどものいない生活に、居心地の悪さを感じながらも、日々は淡々と過ぎていく。

ドイツに帯同しているコーチが現地情報をブログで書いてくれていて、ママは更新を心待ちにしている。時差があるので更新されるのは、日本時間の明け方だ。

早起きして二人で読む。

写真の中に我が子の元気な姿が写るとほっとする。笑っているのを見て嬉しくなる。

15時間を超えるフライト
空港からホテルまで電車での移動
言葉の通じない異国
時差
味覚の違うドイツの食事
合宿所の部屋
相部屋のチームメイト
森の中のグランド
早朝の散歩
ドイツ人コーチによるトレーニング
ケルン地元クラブとの親善試合
ドイツの子どもたちとの交流
市街地の観光
ケルン大聖堂を見上げる
ユーロでのお買い物
スタジアムの見学
ブンデストップチームの練習見学
ジュニア大会への参加
ブンデスリーガのジュニアチームとの真剣勝負
最後の日、帰国直前のビーチサッカー

ブログからも、濃密な一週間が読みとれた。数ヶ月分の経験を一週間に凝縮したような日々。

長かったような、短かったような一週間が過ぎ、息子くんは元気に帰ってきた。

○ ○ ○

あれから2ヶ月。

息子くんに変化はあったのだろうか?変わった気もするし、変わらない気もする。

飯を食いながら聞いてみた

「ドイツ、どうだった?」
「わかんね」
「ドイツ人の子は?」
「でけー。あとピアスしてた」
「おとなみたい?」
「そ、でもタックルしたら、すぐ泣いた」

昼飯はママが禁止してる即席ラーメンだ。

「おまえら、なんか変わった?」
「わかんね」
「そっか…」
「ちゃるめら、んめー」
「自分たちじゃ、わかんないよな…」
「…あのさ、ケルンと試合やったじゃん。んで、相手が先2点取ったじゃん。そしたらトレーロスのみんな、目がギロっとして、すんげー、まじになった。超真剣になった。こんな目で」

箸を持ったまま、空をぎろっと見つめた。

「みんな、超真剣になって、すごい勢いで走った。なんかさ、スーパーサイヤ人になったみたいでさ、全員」

ぎろ目はそのままだ。

「それでも5点取られて負けた」
「おまえら、ケルンに勝つ気だったの」
「あたりまえじゃん。パパなに言ってんの?」

麺を食べつくしスープを音を立てて飲んでいる。一瞬、小学4年生の無邪気な目でなく、戦う選手の目になったような気がした。

「やっぱ、チャルメラんめー。ところでさ、えーし友達作るのうまいんだよ。あいつ、へー気で話しかけるんだ。日本語でふつーに。おれもクラウスと友達になった」

いつかクラウスくんはブンデスリーガやヨーロッパリーグで活躍する選手になるのだろうか。

そのとき息子くんは、東京のテレビの前にいるのか、ドイツのスタジアムの客席にいるのか、それとも同じピッチにいるのか?

「パパ、トレーニングシャツどこ?」

息子くんは午後練の準備をはじめた。

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自転車に乗りたい人って、なんか独特のオーラを出している。なにかを欲している目つきというか、ここじゃないどこか遠くに行こうとしている雰囲気とか。

話しているとわかる。

「休みの日に家族で買い物に出かけて、つい自転車屋に立ち寄っちゃったんだよなー」

なんていい始めたら、病気の初期症状だ。

つぎはお店や雑誌を調べまくり、カタログを集め、妙に詳しくなる。

見るだけ、相談だけ、なんて軽い気持ちでお店に行ったら、帰りは納車日をスケジュール帳に書き込んでいることになる。

なおくんのパパが一年ほど前からそのオーラを発していた。世間話をしていると自転車についての質問をすることが多かったのだ。

もともと身体を動かすのが好きで、保護者サッカーチームロスパパスの中心選手。

たまたま通勤用のアルミバイクを手放すことを考えていたので、話を振ってみた。

「一台余ってるけど乗る?」
「いいっすねー。いくらですか?」
「お金はいらないよ。乗ってくれるならさ。でも中古だから、一度自転車屋に見てもらわないと。オーバーホールの費用だけ見てくれればOKす」
「自転車いいなー。奥さんに相談してから返事します」

善福寺のテニスコートでそんな話をしてから、二週間後にメールで返事が来た。

「もらいます。よろしくお願いします」

短い文面に期待があふれていた。

○ ○ ○

自転車屋に預けて二週間後。

前輪のホイールを交換し、変速機を調整。ブレーキワイヤーを新品に交換し、ぴかぴかに磨いてもらった。もちこんだときの自転車とは別人(別車)になっていた。

なおくんのパパとは、お店の前で待ち合わせをした。おもちゃ屋に入るときの小学生と同じ顔をしていた。自宅から30分かけて歩いてきたそうだ。

なおとくんパパをお店のメカニックさんに紹介して、いろいろとご指導をしていただく。

ハンドルのバーテープは巻いていない。ここに何色を巻くかで自転車の個性が決まる。

バーテープの色が決まったようだ。

赤だ。

白いフレームに赤いバーテープ。いい色の組み合わせだ。いろんな意味で。

実はこの時すでに、罠が発動されていたのだ。

ロードバイクの乗り方、日々の調整の仕方を聞き、ライトやロックなどの備品も購入し、お店をでるときだ。

なんと、しょーパパがお店の前に待っていた。

「あれ、偶然?」

なおとパパが聞く。

「いやいや、あおパパから今日納車って連絡があったので。試走するんでしょ?」

としょーパパ。

おれが聞く。

「時間あるなら、都内を軽くポタ(ポタリング=散歩程度のかるいサイクリング)しない?駒沢公園なんてどう?」
「いいすね。乗り方覚えるのにいいっす」
「駒沢公園いって、そうだなー。グランドで草サッカーみよう。お茶飲みながら、のんびりと」

しょーパパがにやりとする。彼の着ているTシャツは白に赤文字でロゴ。服装はポタリング用ではない。

○ ○ ○

街中を走る三人。

はじめてロードに乗るなおくんパパは、軽い軽いと驚いていた。自分の運命をいささかも疑うことはない。

途中ラーメンを食べて、すぐ駒沢公園に着く。

すると公園の向こうから歩いてくる人がいる。

「どーもー!」

たくちゃんパパがやってきた。想定外のところで想定外の人に会い驚くなおくんパパ。

たくちゃんパパがとぼけて聞く。

「あれ、どしたの。三人で。ここで何やってるの?偶然?」

おれらはにやにや笑いが止まらない。

ここではじめてなおくんパパが異変に気づいた。たくちゃんのパパが東京23のTシャツにタオルマフラーを着ていたのだ。

「まさか?」

なおくんパパが気づいたときは、すでに拉致は完了していた。ミッション・コンプリート。

あとは3人でなおくんパパをはがいじめにし、駒沢スタジアムに入場、東京23の全社2回戦を応援するだけだ。

これでまた23サポータが一人増えた。

そういえば、会場に昔の懐かしいチームメートと親子がいました。コーチが23の選手とのこと。

サッカーがつなぐ縁ですね。

なおくんぱぱ、またポタリングしましょう!(笑)

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