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Archive for 2012年10月

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家に帰ると息子くんが宿題をやっていた。算数のドリルだ。図形で三角形の特徴、辺や角度を勉強してるとのこと。

前の週のトレーニングマッチで壁の作り方がめちゃくちゃだったので、図形の考え方を基本に模型で考えさせることにした。

三角形の辺と角度の特徴、法則を真っ白なノートではなく、自分たちのグランドに描くことができるか?

これを機会に算数にも、サッカーと同じようにまじめに取り組んでくれるといいのだが。

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今日は大事な公式戦だ。
子どもたちもコーチも、この日のためにがんばってきた。
もちろん親だってがんばってるんだよ。

20分ハーフの厳しい戦いが始まる。
相手チームの子どもたちだって勝ちたい。
こっちだって勝ちたい。

勝ちたい同士が真剣勝負するグランドこそ、子どもたちの最高の学校だ。

うまくいくときもあれば、うまくいかないときもある。思い通りにいかないゲームの中で、仲間と助け合い、コーチのアドバイスを聞きながら、ゴールを目指す。

こうやって見てると、山登りみたいだね。頂上までのルートを見つけて、一歩一歩登っていく。

山頂に近づけば斜度もきつくなり、楔を打ち込まないと登れない。

なにより、大事な場面はひとりぼっち。
判断するのは自分だ。

助けてあげたいけど、親はこうやって見守るしかないんだよね。

応援して、見守る。
応援して、見守る。

成功も失敗も、どちらも受け入れて、100%応援する。
ピッチの中で戦う子どもたちを全肯定してあげる。

「もう5年か」
「大きくなったね」
「あっという間だ」
「来年は6年生よ」
「すぐ卒業だ」
「ジュニアユースに行くのか、中学で部活に入るのかしら」
「ひょっとしたらほかのスポーツをはじめるかも」

味方のシュートにベンチから歓声があがった。

「大きくなったら、親が見に来るの嫌がるかな?」
「おれもそうだったな。死ぬほどイヤだった」
「さびしいな」
「さびしいさ」
「あと何回、こうやって試合見られるかな」
「さあ、あいつが来るなっていうまでは来ような」
「もちろん。来るなって言っても木の影から見てやるわ」
「そういうの、こどもは気づくらしいよ。もっちゃんのパパが言ってた」

ホイッスルが鳴った。
試合が終わったようだ。

「ああー、今日も人生の貴重な一日をグランドで過ごしちゃったわ」
「長かったな」
「晩ご飯、どうしよう」
「でもさ、いつか、おれらが年老いてさ、神様があらわれるんだ。おれらに願いを叶えてくれると。いつでも好きな時に戻してやると。おれはこの砂埃舞う小学校のグランドを懇願すると思うよ。懐かしく、愛おしく、切ないほど」
「あたしも、そうかも」

とある初秋の土曜日。

photo by Toshihiko Sato

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理論的に完全無欠なサッカーはコンピュータゲームのなかにしかなくて

選手たちは混沌とした力学のなかで何とかゲームを支配しようとしてはミスを犯し

そのミスの隙間にサッカーの神様が生まれる。

おれらはその神様に祈りを捧げるためにスタジアムに来ては

大声で歌い

声を出し

旗を振る。

祈りが届く場合もあるが、

ほとんどはない。

それでも歌う。

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名栗の里山を車で走る。

広い道から民家の中を走る細い道に変わる。

車であっても、自転車であっても、道が細くなると止まるのが億劫だ。後続車や対向車もあり、つい気を使って早く通り過ぎようとしてしまう。

この日は腹を空かせた息子くんがいたのがよかった。道の横にカフェの看板を見つけて、車を止めた。

「昼飯食えそう?」

奥さんが携帯で調べる。

「だいじょぶそう。ランチもやってるよ」

車をUターンさせて、わき道へと入っていった。

畑や民家に囲まれた細道をくねくね走らせる。対向車が来たらめんどうだな。

「もう少し道なり。その細い坂上ればすぐだって」

奥さんのアドバイスに従ってハンドルを回す。

小さなPの標識のところに車を止めるとお店が見えた。

「なんだ?この店」

小さな声で笑ってしまった。

まるで絵本に出てくるような家だ。トーベヤンソンがデザインでもしたのか?

恐る恐る中に入る。静かなクラッシックが流れる。手作りの木製の窓枠が、バルセロナのカサミラを思わせる。

よく作ってあるなあ。ハンドメイドの極致。決して器用な作りではないが、味わいがあって見ていて楽しい。工業製品ではたどり着けない暖かさがある。

カレーとサンドイッチをいただいてお店をでる。

振り返ると、屋根の上に青い空が広がっていた。

森を散歩していたら、不思議なきのこを見つけた。
そんな感じ。

寄り道はしてみるもんだなー。

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生まれつき足が速いわけでもないし、身体能力が秀でていたわけでもない。

小一のときはむしろ駆け足は遅い方だったし、持久力だってなかった。

唯一、こいつやるなあと思ったのは山登りだ。もちろん僕らがやる山登りだから、ハイキングみたいなものだが、弱音を吐くことはほとんどなかった。

あとは水泳か…。
水は好きだったな。

そんな息子くんがリレーの選手に選ばれた。運動会でクラスを代表して走るのだ。

選考会は体育の授業。先生の計ったタイムを基準に選ばれた。

僕自身、子供時代は足が遅く、選ばれることには縁がなかった。まあまあできたのは持久走(2~3キロ)と逆立ちくらい。だからリレーの選手に選ばれる友達を見て、羨望と無関心を決め込んでいた。

そんな軽度のコンプレックスを抱えた父親の息子がリレーの選手に選ばれた。

○ ○ ○

運動会当日。
はじめて並びに参加し特等席を確保した。

たまたま実家から義理母が見に来るとのことで、彼女のための場所を確保するとマンションの仲間たちには言い訳をした。

演目と競技はどんどん進行した。

いよいよリレーだ。

息子くんはスターター。インコースから2番目のレーンだ。

遠くからも緊張しているのがわかる。体をまっすぐにして、胸を反らせて、大きく深呼吸している。

位置について!(スタートラインに並ぶ)
用意!(後ろ足を引き、前傾姿勢になる)
パーン!

スタートの瞬間、3コースの体の大きいライバルくんが、蹴り足を滑らせた。息子くんは地面をしっかりグリップして加速した。

目の前のカーブをあっという間に過ぎていった。途中で加速したようにも見えた。

2番でバトンを上級生に渡した。

「よかったー、しくじらなかったよ。スタートは責任重いから緊張するねー」

奥さんが早口でしゃべる。

2番で渡されたバトンは、その後入学以来仲のよい、俊足の友達に渡されてトップにたち、その後は優位を守り1位でゴール。

こどもたちは飛び上がって喜んでいた。その輪の中に息子くんもいた。

「ほんと、トレーロスに感謝だわ。あいつはチームメイトとコーチに鍛えられたわ。この勝利はあいつのがんばりで手に入れたものね」

まったく同意だ。

競い合う仲間がいることで、自分の限界を広げられる。その努力の成果は<1位>ではない。

<自信>だ。

やればできる。がんばればできるということ。

息子くんが将来どんなことをするかは未知だけど、今日のことが前向きな未来への記憶になるといいな。

鈍足な父親は、砂埃をたたいて、家に帰ることにする。

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