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Archive for 2011年7月

平日の木曜日。

こどもたちのサッカーを応援するために、ここに来るパパたちは病気だ。Jリーグのアウェイにいく熱狂的なサポもやばいが、平日の駒沢オリンピック公園、第一球技場に朝からいるやつらもいかれてると思う。

みんなニコニコして今日休みを取るのがどれほど大変だったかと語るが、おれは信じていない。おそらく最初から仕事場で宣言して、同僚から半分あきれられているはずだ。

そんなパパ仲間のひとりは医者だ。診療時間をずらしたり、ときにはオペの時間を変更してグランドへ駆けつける。でもこれは見逃してあげた方がいい。患者さんの安全のためにも。手術中に息子のチームの試合が気になって、メスを片手に携帯でメールや仲間たちのツイッターを見始めるよりは遙かにましだからだ。

初戦だけ見て帰るパパ。休み時間に中ぬけして来るパパ。終日いるパパ。

おれは社会人として言っておく。みんな、もうちょっと考えた方がいい。おかしいって、少し。

しかし、おかしい連中が揃うと、それが常識となり、まともな人がおかしく見えてくるから不思議だ。

唯一の社会的常識人であるHさん。彼は今日は会場に来ることなく、まともに仕事をしていた。しかし、気になって気になってしかたがない。

観客席に座る奥さんに何度電話をかけてきたことか。その度、それとなく会場の雰囲気、選手や保護者の雰囲気を聞いてくる。誰パパが来てるのか?何人いるのか?と。

結局、他パパに気づかれ、何でこないの?と電話口で揶揄される。悔し紛れに言い返す。

月末だよ、働けよ!サッカー見てる場合じゃないだろう、と。

でも、声に力がない。きっと心のどこかで思ってる。

おれは正しいことをしてるはずなのに、間違ってる気がするのはなぜだろう?

試合はグループリーグを1位で勝ち進み、1位決勝トーナメントへ。

初戦、なでしこの中心選手が卒団した強豪クラブには圧倒的大差で負けた。スコアで言えば8-1. こどもたちの表情は打ちひしがれていた。(写真)

しかし。

気持ちをひきずることなく、3位決定戦の強豪には先取点を取り、その後取られて取ってを繰り返し、長い6分間を耐えて勝利。3位を獲得した。

下手なんだか、うまいんだか。
弱いんだか、強いんだか。
おれたちのU9は不思議で、愛すべきチームだ。

この、こどもたちの必死な戦いを生で見るか見ないか。それはもちろん、完全的にパパの自由だ。

ふふふ。

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武蔵五日市の駅前駐車場に車を止める。天気は曇り。それほど暑くない。

自転車を組み立てて、奥多摩周遊道へのヒルクライムがはじまる。

駅前の緩やかな坂を上り始めると、後ろからゆーすけさんが気やすく話しかけてくる。

檜原街道をクルーズ。秋川渓谷の渓谷の森林に囲まれる。

檜原村役場をすぎると徐々に勾配がきつくなる。乱れがちなペースをなんとか整える。ゆーすけはおれを追い越して、もう見えない。

先週来たばかりのシャルマン夏のキャンプのロッジ前にゆーすけが立っていた。ロッジに渡すものがあるので立ち寄るという。おれはそのまま通り過ぎる。どうせ追いつかれるんだし。

3年前、夏のキャンプをした民家を通り過ぎる。人が住んでいた。洗濯物が干してあった。

勾配がさらにきつくなる。

心拍が常時170 overとなる。

ペダリングが乱れるので、気持ちを集中して滑らかに丸く回すようにする。すっと自転車が加速する。いいじゃん!と思うが、心拍がさらにあがり長くは続けられない。

まだまだ。だめです。

勾配がきついまま、つづら折りの登り坂がつづく。自転車を180度回転し、坂を戻りたくなるが、ぎりぎりのところで我慢する。

斜度10%の標識をみたときは、もうどうでもよくなった。ひたすらペダルを回し、都民の森の入り口だけが目標となる。邪念はない。シンプルなものだ。

足の痙攣もない。

タイムとか、スピードは遅いけど、気にしない。おれにとって自転車は旅の道具。目的地に自力で到着できればいいのだ。

いいかげんうんざりしてきたら、バイクの駐車場が見えてきた。

ああ、着いた。やっとだ。

先着したゆーすけさんはすぐにでも行きたそうな気配だったが、押しとどめて、無理矢理休憩させる。このまま行けばおれが死ぬ。

補給と給水。

さあ、あとは。
めざすは風張峠。

疲れた体を自転車に乗っけて、また周遊道を登りはじめる。あと少し。

峠はこの先。
雲のなかだ。

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